焼肉が太る理由と痩せる食べ方のコツについてです。
低糖質や糖質制限のブームで、焼肉ならダイエットできると思い込んでいる人が多いですが、本当でしょうか?
ダイエットコースの生徒さんも焼肉は食べています。
でも焼肉は食べ方のコツを知らないと、ダイエットを頑張っても痩せるどころか太ってしまうんです。
Contents
焼肉が痩せると言われる理由
「焼肉なら低糖質だからいくら食べても太らない」と思っていませんか?
糖質制限のブームで肉食が注目されていて「焼肉」が低糖質なのは本当です。
血糖値が急上昇しないのも本当です。
糖尿病対策として血糖値が上がらない糖質制限の食事をすることは効果的ですが、ダイエットが目的の人は、低糖質なら何を食べても太らないというのは間違いなのです。
筋トレブームと糖質制限ブーム
筋トレブームと糖質制限ブームで情報が先走って、焼肉は痩せるというイメージができてしまったようです。
筋トレで筋肉を育てている人の中には、焼肉を食べて痩せている人もいます。
でも、筋肉を育てる人と、食事として焼肉を食べているは全く違うことを知っていますか?
筋肉を増やすために肉を食べる人は、筋トレをすることを前提に焼肉を食べています。
筋肉のために必要なタンパク質を摂るために焼肉を食べているんです。
筋肉に必要だからタンパク質を摂って、トレーニングをして引き締まった体を作り上げていくんです。
肉食ブームは筋トレブームとセットなんです。
肉食の人は、高カロリーで消化しにくい脂質もしっかり食べてしまっています。
焼肉を食べれば痩せると思っていたら、おそらく太ってしまうでしょう。
ダイエットの情報は取り扱いに注意が必要なんです。
タンパク質と「プロテイン」ブーム
今は空前のタンパク質とプロテインブームです。
数年前までは、
「タンパク質は体の細胞を作るために必要な栄養素だから不足分をプロテインで補った方がいい」
と言っても多くの人は耳を貸さず、プロテイン=筋トレ、プロテイン=太るというイメージでした。
それが今は、若い女性も美容と健康のためにタンパク質の大切さを知る人が増えて、「プロテインバー」や「アミノ酸ドリンク」を食事の代わりやおやつに買う時代になっています。
代謝を上げるためには筋肉が必要で、筋肉のためにはタンパク質が必要だから、肉を食べることが代謝を上げるという誤解をしている人が多いんです。
タンパク質を食べて、厳しいトレーニングをしないと筋肉は作れないんです。
筋トレをせずに大量の肉を食べるのは、ダイエットにも健康にも良くないんです。
焼肉が太る理由
もともと焼肉は太るイメージがあったと思います。
それは、肉の脂の質とカロリーが原因です。
肉のカロリーで太る
カロリー計算をするダイエットでも体重は減るけど、必要な脂質が摂れずに肌がカサカサになったり、ストレスが溜まったりでリバウンドしやすいダイエット法でもあります。
リバウンドしやすいことと低糖質ブームで「ダイエットにカロリー計算は古い」というイメージになっていますが、食べたのに消費されないカロリーは、脂肪として体に溜め込まれるのは事実です。
だから、タンパク質を食べればいいと思って焼肉をバリバリ食べていたら、肉の脂分を摂り過ぎてしまって太るんです。
肉のタンパク質の量で太る
もうひとつの理由は、一度に摂るタンパク質の量が多すぎることです。
タンパク質は、1日の食事で体重の1000分の1が必要です。
体重60キロの人なら60グラムのタンパク質が必要で、ダイエットで糖質を控える時は1日に80〜100グラムくらい食べることを勧めています。
ただし、一度に食べると消費できなくて脂肪になってしまうんです。
体重60キロの人が一回の食事で食べるタンパク質の適量は、20〜30グラムくらい。
1日に80〜100グラムのタンパク質が必要だから、3〜4回に分けて食べるんです。
20〜30グラムのタンパク質を摂るためには
焼肉なら100グラム〜150グラム
焼き魚なら鮭1〜1.5切れ
卵なら3〜4個
豆腐なら1丁
納豆なら3〜4パック
どうですか?
一回の食事で納豆3パックは辛いけど、焼肉なら100〜150グラムくらいあっという間に食べていませんか?
焼肉だと、肉のカロリーとタンパク質を食べ過ぎてしまうと思いませんか?
焼肉の痩せる食べ方
焼肉が太る原因が肉に含まれる脂分と過剰に摂ってしまったタンパク質のせいだと説明しました。
太る原因がわかったら、対処できるようになるんです。
太らない量の焼肉を食べる
糖質を抑えて肉を100〜150グラム食べるくらいでは太らないんです。
一度100グラムを意識したら、今まで自分が食べ過ぎていたことに気づくはずです。
物足りなかったら、サラダや焼き野菜など、脂分とタンパク質が少ない食べ物と組み合わせればいいんです。
韓国にはパンチャンという小皿のつきだしの習慣がありますね。
あんな風に最初にキムチやナムルやスープを食べると満足度がアップしますよ。
太らない肉を選ぶ
筋トレ系の人が、牛肉の赤身肉や鶏肉のササミやムネ肉を選んでいることはよく知られています。
脂分を減らすためには、脂身が少ない部位を選ぶのは当たり前のことですね。
豚肉が食べたかったら、ヒレ肉がオススメです。
食べる時間帯を考える
脂分を消費するためには、活動時間に食べることです。
朝から焼肉を食べる人は少ないと思うので、ランチに焼肉を食べるのがオススメです。
ランチなら、セットになっていて量が決まっているのも太らないために役立ちます。
焼肉定食などで、野菜がたっぷりなメニューがある時はそっちを選びましょう。
セットのご飯を食べ過ぎないように、スープやサラダや焼き野菜がセットの焼肉コースにしましょう。
焼肉とアルコールは太る組み合わせ
焼肉といえばビールでしょうか?
焼肉とビールがセットの人は、痩せることは難しいですよ。
アルコールと焼肉は太りやすい組み合わせなんです。
糖質が少ないハイボールでも同じです。
アルコールを飲むと食べた物の分解や燃焼が後回しになって体脂肪が増えるんです。
焼肉で太るのはこんな食べ方
焼肉とダイエットについていろいろ書きましたが、太る食べ方をしなければダイエット中でも焼肉を諦めなくてもいいし、リバウンドもしないんです。
焼肉で太るのは、
ビールを飲みながら、脂の乗った肉を腹いっぱい食べて、食べたらすぐに寝てしまう
という食べ方です。
こんなことをしていたらすぐに太ってしまいます。
ご飯やデザートも食べる人なら、糖質制限もできていないので最悪です。
焼肉をがっつり食べたい時は
焼肉をがっつり食べたいのにずーっと我慢していたら、ストレスが溜まってスイーツなどのドカ食いに走ってしまう可能性があります。
それくらいなら、たまには焼肉を思いっ切り食べて満足した方がいいと思うんです。
ただし食べ方を考えて、赤身の肉を中心にしましょう。
食べ過ぎたと感じたら、スクワットやプランクなどの筋トレをやってみるのもいいですね。
もし脂身たっぷりの肉をビールと一緒にがっつり食べるならリスクは覚悟しましょうね。
お金を使って健康やダイエットにダメージを与えることがわかっても食べたいなら、食べた方がいいんです。
でもきっと、何も知らずに肉はダイエットにいいと思って食べていた頃とは違った気分になると思います。
それだけでも、痩せるメンタルが育っている証拠なんです。
まとめ
- 焼肉は太らないと思っている人が多いけど、食べ方次第ではしっかり太る
- 焼肉が低糖質なのに太る理由はカロリーと食べる量の問題
- 筋トレをせずに大量の肉を食べるのは、ダイエットにも健康にも良くない
- 焼肉で太るのは、ビールを飲みながら、脂の乗った肉を腹いっぱい食べて、食べたらすぐに寝てしまう、という食べ方
- 食べ方を考えて赤身の肉を中心に、たまには焼肉を思いっ切り食べて満足した方がいい
- 食べ過ぎたと感じたら、スクワットやプランクなどの筋トレをやってみるのもいい
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